東京外国語大学フェンシング部

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全国国公立を終えて part5

皆様おばんでございます、1年の村田です。大会中は最終日まで殆ど疲れが出なかったのに、終わってからは日付が変わった頃に(自宅に)帰宅するわ起きてみれば午後2時半だわ喉が痛いわという体たらく。酷いものです、ぼろぼろ満身創痍です。精神力って偉大ですね。


 さて、私も全国国公立に関するあれこれを自分なりに総括してみたいと思います。


* * * * * けっか * * * * *


1年生なので初めての全国大会で、フェンシングをやっている人間がこんなにいる!という驚きとぴりっとした空気に圧倒され、びくびくしながらのスタートでした。

そんなこんなでサーブルは体の動く速度と気合いが足らず、見事惨敗。訳も分らないまま終わりました。

その後暫くは応援のみだったため何試合もできる男子に嫉妬しつつ(相当辛いのは分かっていますが)、もう初戦で終わりたくない!という一心でエペの練習に励んだところ、エペではまさかの決勝進出を果たしてしまいました。決勝では最下位でしたが、それでも一勝できました。

続くフルーレは、他大の未経験者の1年生にはほぼ負けませんでしたし運良く準決勝にも進出できましたが、一番練習した種目であるにもかかわらず、うまくこれまでの練習の成果を活かせませんでした。良くも悪くも「未経験者の1年生らしい」範疇に収まったまま終わったと思います。


* * * * * はんせい * * * * *


 サーブルは最早何も言えません。気づいたら終わってましたから。頭と体の回転速度を速めてどうにかついていけるようにするのが第一かと思われます。


 エペの反省点としては、思い切りがよく且つ正確なファントが踏めなかったことが挙げられます。
 今回のエペでは左利きの人を相手にすると非常に戦いやすく、逆に右利きの人を相手にするとあまり上手くいきませんでした。これは相手と同じ側で剣を持ち腕を伸ばすことになるので、大人しい動きをしていても、真正面にある相手の腕目掛けて手を伸ばせば突けてしまうからです。右利きの人が相手ではファントを踏むなり何なりして、思い切り前に出ないと突けません。おまけに角度的な面で、相手が腕を動かせばすぐ自分の攻撃が外れてしまいます。
 今回使った技術はディガジェがいいところで、何度も練習したファントはさっぱり踏めませんでした。思い切りの悪さもありますが、何より正確な位置にポイントを置いて突く自信が無いからです。これはすぐにでも直さなければならない点です。

 しかしそれでも決勝まで上がれたのは、「手を伸ばす」「剣を残す」ことだけは忘れずに心がけ、実行できたからです。まぐれ当たりが多かったのは良くない点ではありますが、これだけはきちんとできていたのだと前向きに捉えても良いかと思いました。なにぶん殆どエペを練習してこなかった初心者ですので。高松さんにとっていただいた2日間のレッスンの賜物です。ありがとうございました。
 それと、普段の練習で時折上野さんにとっていただいたレッスンも効いていました。左利きの人の腕を突きやすかったのはきっとそのおかげもあると思います。ありがとうございました。これからもちょこちょこお願いします。


 フルーレは、全く普段通りの動きができませんでした。
 
 特に今回は頭を使えていなかったように思います。エペからの切り替えがなっていなかったことも含めて。普段は頭をフル回転させて、相手の動きの特徴を考えつつさまざまな技で相手を撹乱しつつ5点を先取するように心がけるのですが、今回は視野がすっかり狭くなり、数種類の技のことしか考えられていませんでした。平常時でもこの通りで、本番に至っては頭真っ白けでした。折角前日に上野さんに教えていただいた左利きを相手にした技も、さっぱり使えていませんでした(上野さんごめんなさい)。早い話が「落ち着け」この一言につきます。
 
 あと、足も動いていませんでした。アップ不足もあるでしょうし、頭がやたらと空回りして視野が狭かったこともありますし、後半に至っては疲れてしまって腰が浮いていました。ロンペができないせいで、パラードも失敗が多かったです。酷い時は前へ動くのにも足が動かず、コントルアタックもどきを連発していました。普段もロンペが苦手な上、マルシェ→急ブレーキの動きも苦手なので、これからは特にフットワークに重点を置いて練習しようと思います。それと基礎体力づくりも。
 
 また、準決勝のあたりでどっと疲れが出始め、おまけに相手は強い人だらけになっていったため、気持ちが既に負けていました。おかげでアタックを打ってもポイントが届かず点が入らなかったことも多々ありました。これが今回の大きな反省点だと思っています。いつもは実力+αの「突こうとする気持ち・執念」でよろしくない点の入れ方をしていますが、本番でこそ執念で点を入れるべきだと思います。勝てる勝負も勝てなくなります。これさえなければ、あと1戦は勝てた気がします。足が動かないのだって気力があれば解決していました、きっと。

 唯一よかった点は、考えていた数少ない技であるユヌ・ドゥが普段より高確率で決まっていたことです。普段はさっぱり決まらないのに。噂によるとユヌ・ドゥ・トロワまでやらかしていた模様です。剣の見せ方が上手くなったのか剣さばきが上達したのか、はたまた相手が悪いのかはビデオを見て検討しなければなりませんが。

 それとフルーレのレッスンを受けるうち、正しく且つ自分に合ったやりやすい握り方・腕の構え方がようやく分かってきました!今更ですか、すみません。しかしこれは大きな収穫です。まぁそれと同時に、ファイティング中のアンギャルドのときに素早く正しい体勢に戻ることがさっぱり出来ていないことも嫌と言うほど実感したのですが……。これからの課題です。

 
 ちなみに総じてファントが踏めないのは相変わらずです。これも課題。本格的に腰入れをしてみて、柔軟性が足りないのも原因かなと思いました。私の体、ひっどく硬いので。

 ポイントの不正確さもずいぶん前からの課題で、やはり今回もパッセがやたらと多かったです。丁寧に練習をしていこうと思います。私のフェンシングの特徴といえばまず第一に「雑」「汚い」なので……全く、遺憾にも程がある。です。


* * * * * そのた * * * * *


試合直後など、異様に笑顔でもし不快ならすみませんでした(苦笑)決して悔しくないわけではありませんので、そこのところはどうぞよろしくお願いいたします。


あと、遅刻をしたり着替えが遅かったりとかなり平常時の生活態度が駄目でした。改善しなければならないと思います。ご迷惑をかけた皆様、本当にすみませんでした。


レセプションはとりあえず、安丸さんが非常に素敵でした。一生ついていきますっ!(←迷惑)
ただ、どうにも私に余力が残っておらずあまり友達が増やせませんでした。2次会まで出たのだからもっと頑張ればよかったと思います。でもやはり色々な人とお話ができて楽しかったです。


今回の遠征は半分合宿のようなもので、安丸さんもおっしゃっていた通りチーム力が向上したと思います。素晴らしい収穫です。


それと個人的には北條さんとともに男子の団体戦のサポートも頑張れたと思うのですが、どうでしょうか(笑)お役に立てていたなら幸いです。


* * * * * * * * * *


高松さん・丹治さん・上野さんをはじめわざわざ駆けつけて下さったOBの方々、本当にありがとうございました!私たちがこれほど多くの収穫や課題点を持ち帰ってくることができたのも、楽しくフェンシングをできたのも、先輩方のレッスンやアドバイスや応援のおかげです。よろしければまた来年も、是非よろしくお願いいたします!(それと丹治さん、ぜひ今度はレッスンもお願いしますm(__)m)


思い起こすことはまだまだ尽きませんが、以上をもちまして全国国公立のまとめとさせていただきます。
まとまりのない長文・駄文でどうもすみませんでした。この反省を活かし、これからも精進して参ります。


とりあえずオフ期間中は、筋トレなどの基礎トレーニングに励みたいと思います!
勿論帰省も剣とともに(笑)


以上、そーすけくんに追い抜かれてタイトル(番号)を書き直さなければならないのがちょっぴり不服な村田でした。
皆様本当にお疲れ様でした!


追伸:これからはEFを私のマークにしようかと思います。名乗るの嫌なので。